イタリアには、バール(BAR)という喫茶店的なカフェがたくさんあります。おもに、昼にはエスプレッソやカプチーノ、夜はお酒が飲まれています。
このバール、立って飲む場合と座って飲む場合、料金が違います。立ち飲みの場合は、€1~€2、座って飲む場合は、€3~€5です。
- カウンター:立ち飲み(Banco:バンコ)
- テーブル席:座って飲む(tavolo:タボーロ)
カウンターとテーブル席の料金が違う場合、
メニューの飲み物名の後ろに、以下のように2つの料金が書かれています。
(例)cappuccino 1.25 3.50
(例)cappuccino 1.25(3.50) ※カッコの場合もあります。
前の数字がカウンターで立って飲む料金、後ろの数字が座って飲む場合の料金です。
もし座って飲みたい場合は、席を指さすと、テーブル席の料金になると思います。
「Banco?Tavolo?」と聞かれる場合もあるかもしれません。
周りは、イタリア人の人たちばかり。年齢層は、若者から年配の方まで色々。
現地の人たちに混じってエスプレッソを楽しむのも、また面白い。
イタリア人のエスプレッソの飲み方は、付属の砂糖1本を入れて、くぃ、くぃっと3口位で飲むこと。
天気の良い日は、オープンテラスでカフェを楽しむこともできます。
バールでのひそかなお勧めメニューは、スプレムータ(€2.5くらい)。
しぼりたてオレンジジュースです。その場でオレンジを丸ごとしぼる。生ぬるさもあるけど、そのままの美味しさ!ぜひお試しを。
ちなみに、バール利用の場合トイレは無料で借りれます。
バールでトイレを借りることに慣れれば、街歩きも断然楽しくなりますよ。
街中の公共トイレは有料だったり、トイレもあまりないので、BAR利用がお勧めです。
BARでの料金の支払い方
- レジがある場合(先払い)
日本にもあるスターバックスやコーヒーショップと同じような形式です。
レジの店員さんに注文し、レシートをもってカウンターの店員さんに渡すと
注文した商品を作ってくれて、できあがると飲み物をもらいます。 - 立って飲む場合
BARカウンターの店員さんに注文し、飲み物が出てきたときに支払います。 - 座って飲む場合(カウンターで注文の場合)
BARカウンターで店員さんに注文し、飲み物が出てきたときに支払います。
それを自分で空いている席にもっていき、座ります。
(この場合は、特に席料を取られない場合もあります。) - 座って飲む場合(座席にメニューがあり店員さんが注文を聞いてくれる場合)
空いているテーブルに座り、店員さんが来てくれるのを待ちます。
注文後、飲み物を持ってきてくれた時に、テーブル会計になります。
BARでの食べ物・飲み物
- カフェ(caffee)
一般的なコーヒー。 - エスプレッソ(espresso)
苦いけど、本場のエスプレッソは、飲む価値あり! - カプチーノ(cappuccino)
主に朝、パンと一緒に飲まれます。
(イタリア人は、夜にはあまり飲みません)
エスプレッソに細かいクリーム状に泡立てた牛乳を混ぜた飲み物。
エスプレッソが苦手な方にも、エスプレッソの渋みを残しながら飲みやすいコーヒー。 - Granita(グラニータ)
夏にオススメ!エスプレッソを凍らせたかき氷のようなもの。
グラニータ・ディ・カッフェ。食感はサクサク。 - Aranciata(アランチャータ)
普通のオレンジジュース(日本でもパックで飲めるような飲料) - Spremuta [di Aranciata]
(スプレムータ [ディ アランチャータ])
生搾りオレンジジュース(その場で絞ってくれる!) - Cioccolato (チョコラート)
ココア - コルネ/コロネ
イタリアのクロワッサン。朝食には、よく食べます。
そのままのクロワッサンと、中にクリームやジャムが入ったクロワッサンもあります。 - パニーノ/パニーニ
(Panino(単数)/Panini(複数))
パンにハムや野菜、チーズなどを挟んだ食べ物。
BARでの注文方法(イタリア語)
- Un cafee, per favore.(ウン カフェ ペルファボーレ)
一杯のコーヒーを下さい。(Un cafee・・1杯のコーヒー、 per favore・・下さい) - (数字を指で作って)Cappuccino, per favore.(カップチィーノ ペルファボーレ)
カプチーノを下さい
(個数によってイタリア語の数字は違いますが、指で作るので、なんとか伝わります。
数字は指で作りながら、英語で言っても伝わります。)
- イタリアのバールを予習・現地で簡単なイタリア語会話を楽しみたい場合は、
「バールのイタリア語」の本がオススメ!
BARでの注意
席を取るためにテーブルに荷物を置いておくことや、
イスに上着などをかけているとスリに持って行かれるので注意です。
BARで立ち飲みをしている時に、買ったお土産袋や紙バッグを
床に置いていると、これもふとした瞬間に持って行かれます。
あいているイスにカバンを掛けていて、すられるいうこともあります。
休憩では、つい気が緩んでしまいますが、貴重品は自分のそばに、
お土産類も都度手で触っておくなど、気にかけているという素振りが大切です。
その他
イタリアには、BARで簡単にエスプレッソや軽食が楽しめるためスターバックスがありません。
いろんなBARで休憩を楽しんでみてくださいね。